電話での連絡バナー

探偵業登録:埼玉県公安委員会 第43070085号
内閣総理大臣認可(NCIA)認可法人 全国調査業協同組合 第3170号

離婚を考えた時に必要な事

「夫を捨てようと決めた瞬間」

40歳妻が戦慄した、下品どころか不気味すぎる“夫の趣味”

夫に「見切りをつける」、つまり妻が夫に離婚届を突きつけるシーンを想像したことがありますか。離婚の決定打になるのはどんな時なのでしょう。

浮気をされた時? 多額の借金が発覚した時? 暴力を振るわれた時? モラハラ発言が止まらない時?

こんな重大な局面を迎えたら「もうこの人と一緒にいたくない」と思う方が多いでしょう。しかし円満夫婦の中にも、意外なきっかけで妻が夫に「三行半」を突き付けるような事例もあります。

40歳妻が絶対に許せなかった、夫の“趣味”

はるなさん(40歳・仮名)は、離婚後は経済的に苦しくなるため子どもの養育費の問題に強い弁護士を紹介してほしいと、筆者が所長をつとめる「恋人・夫婦仲相談所」を訪れました。

はるなさんは、小3の娘と年長の息子、会計士の夫との4人暮らし。
夫が個人経営する会計事務所を手伝いながら家事・育児を担ってきましたが、最近になって夫との決別を決め、今は子どもを連れて実家に戻り、離婚手続きを進めています。

会計士の夫は仕事も順調なうえに、浮気・ギャンブル・借金などのトラブルとも無縁な超真面目で几帳面な性格。
お酒も飲まず、暴力どころか家族に向かって声を荒らげることすらありません。

一般的な会社員と比べると、比較的時間が自由に使える職業なので、娘のバレエ教室の送迎を長年担当し、休日ランチは自ら台所でパスタを作ったりするなど、家事や育児にも積極的に参加をしていました。

両親はじめ誰もが「あんなにいいパパと、なぜ離婚を……?」と驚いたそうですが、はるなさんは「絶対に許せないことがあった」と言うのです。

子煩悩でやさしい夫の「別の顔」

誰もが首をかしげる離婚原因の真相とは……。

「きっかけは、夫の部屋に一眼レフカメラを探しに行った時のことです。
私自身は普段スマホでしか写真を撮らないのですが、息子のお遊戯会が大きなホールで開催されるため、望遠機能がある夫の一眼レフを使おうと思ったのです。

夫は不在でしたが、目当てのカメラを見つけて保存容量を確認するために何気なく本体に保存されていた過去の写真を見たところ、そこには背筋が凍るようなものが……」

はるなさんは、ここで一瞬言葉を止めて言いよどみましたが、意を決したように言葉を吐き出しました。

「カメラに残っていたのは、娘が小さい時からの裸の写真でした」

乳児の頃のおむつ替えの様子から、2~3歳の頃の一緒にお風呂に入っているときの写真、幼稚園児の頃にお風呂あがりにふざけて裸のまま家の中を駆け回る写真、さらに小学生の頃の、水着に着替え中の写真や、ミニスカートから下着が見えている写真、バレエ教室でのレオタード姿など……。

それらは単なる「成長の記録」とは言い難く、「特別な意図をもって撮影した」としか思えない写真ばかりでした。

「夫が、そんな目で娘を見ていたと思うと本当にショックでした。でも、もしかしたら私の考えすぎかもしれないと思い、しばらくは夫や娘の様子を注意して観察していました。

するとある時、娘のバレエのお友だちが『えみちゃんのパパから、いつも写真を撮らせてって言われる』と言っているのを聞き、夫の嗜好が幼女にあるのではないかという不安がどんどん高まっていきました。だからバレエの送迎を熱心にやっていた? そんな風にしか夫を見られなくなりました」

思い悩んだはるなさんは、恐る恐る夫に一眼レフに残っている画像データについて聞いてみました。すると夫は、「子供の成長の記録」の一点張りで、性的な意図は一切ないと言い張ります。これまで声を荒らげることのなかった夫が、「僕をそんなふうに思ってるなんてバカにするな!」と強い口調でキレたといいます。

下品どころの話じゃない、気味の悪い夫の悪ふざけ

最近になって、性加害問題のニュースを見ていた娘が「パパも『ソーセージを持ってるよ』って言ってた」と呟くのを聞いて、はるなさんは離婚を決意しました。

「なんて下品なことを。娘にそんなことを言うなんて許せない!」

一眼レフに残る画像を目撃して以来の疑惑が確信になった瞬間でした。はるなさんは続けます。

「娘のいないところで夫を問いただしたところ『軽い冗談だ』と言い訳しましたが、私にとっては冗談で済むことではありません。今後、娘が成長する前に夫と離れなければと決心しました。

私の気持ちは決まっていますが、子どもたちに離婚の理由をなんて説明しようかというのが、今の一番の悩みです。考え過ぎかもしれませんが、一度疑ってしまうと怖くて怖くて」

子煩悩な優しいパパの知られざる一面。

こうした嗜好が絡む問題は話し合いをしようとしても、「それは違う」と否定されてしまえばそれまで。これまで築き上げた夫婦間の信頼が、一気に崩れ落ちてしまうのです。

はるなさんの場合は自分の直感を信じて離婚を決断しましたが、もちろん、勘ぐりながら結婚生活を続けるという選択肢もあります。
ただ、信頼関係がないままに何十年も過ごすのはきついですし、もしも犯罪に発展したら……と思うと不安はつのるばかりです。

筆者は数年前も類似の相談を受けたことがありました。
夫しか乗らない車の荷台の箱にブルマーが入っているのを妻が発見し、疑念を抱いた妻が夫の引き出しを調べてみたところ体操服姿の女子高生の写真が出てきたそうです。

「単なる趣味の域だ」と夫に釈明されたようですが、この女性もまた離婚を選択しました。

まとめ

何が真実かわからない時は、自分自身で決めるしかありません。少しでも疑念が生じたら、見過ごさずに向き合ってください。

また、「それ以外はいい夫」という概念は捨ててください。「うちでも起こるかもしれない」ことと捉え、一度自分たち夫婦の様子を俯瞰してみることをおすすめします。

それでも調査依頼をしてみたら更に何かわかることが見つかるかもしれません。

-離婚を考えた時に必要な事